羊は古代メソポタミア文明の時代、およそ1万年前から私たち「人類」と関わってきたとされています。紀元前4000年までにはアジアやヨーロッパ、北アフリカ、中国に至るまで家畜化が盛んに広まり、近代ではオーストラリアニュージーランドなどにも持ちこまれました。まさに人類との歴史には欠かすことのできない存在だったということになります。
肉や乳、毛のみならず毛皮、骨など余すことなく人に恵みを与えてくれます。なかでも羊毛はあたたかい・雨をはじく・燃えにくく耐久性があるなどの素晴らしい特徴があるので、衣服をはじめ、テントや毛布、船の帆などの為の布地として広く使われていきました。大航海時代のスペインの富を支え、コロンブスやマゼランの遠征費用を賄ったのもひつじだったそうです。北海道えこりん村でも羊を放牧飼育しています。広大な牧草地でのびのびと育ったひつじたち。そのひつじ達から頂いた羊毛をきれいに洗って、ひとつひとつ丁寧に仕上げた商品をご紹介します。
北海道の大地からみなさまへ。
えこりん村で染めた色とりどりの羊毛。 羊毛はラノリンという脂で覆われています。染める前にこれをきれいに洗ってわらごみなども取り除いて、1色ずつ羊毛専用の染料を使い染めあげていきます。色止めには『酢』を使う為、少しこの『酢』の香りがすることがあります。パレットにのせた絵の具の様に2色3色と複数の色を一緒に混ぜることもできます。そうすることで、深みのあるオリジナルの色を楽しむことができるのです。
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